青魚は、良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養価が高い、日本人には昔から親しまれています。最近では、DHAやEPAなど、血液サラサラや美肌のための食材としても、評判を大いに高めているようです。
DHAとEPAは、特に前者は「頭を良くする成分」として評判になりましたが、生活習慣病の予防にも有用な成分です。違いを挙げると、DHAは主に脳の健康に、EPAは主に血管の健康維持に、それぞれ重要な働きをする栄養成分です。
どちらも魚油に多い不飽和脂肪酸の仲間で、青魚では、栄養価が高いのが目立ちます。例えば、イワシ1尾でDHAが0.45gでEPAが0.55g、サバ1切れ80gでDHAが1.42gでEPAが0.97g、サンマ1尾でDHAが1.47gでEPAが0.87gなどの栄養価を示しています。
厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』では、DHAとEPAを1日に合計1g以上とることを推奨しています。栄養価を計算しようとすると面倒なように見えるでしょうが、上記の数字を根拠にしつつ、青魚を使った料理なら、1人前を食べれば大体クリアできると考えられるのです。
ただ、DHAやEPAは、酸化しやすい性質があるので、青魚を食すなら、新鮮なものを選ぶのがコツです。サバやサンマの缶詰では、新鮮なうちに外気との接触が断たれるので、栄養価がほぼ封印できる格好になりますが、塩分や油分の取りすぎが心配なので、食べ過ぎには要注意です。ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンが豊富な緑黄色野菜を同時に摂ることも効果的です。
ちなみに、現代人は味覚障害が増えていると言われています。最近では若い人でも増加傾向にあるとされ、その原因に、亜鉛の不足が挙げられます。それも、アジやサバなどの
種類の青魚を常食すれば解決は可能です。